春になると入学式や歓迎会など多くイベントがあり飲食店も繁忙期を迎えますが、花粉症になってしまうと楽しさも半減してしまいます。
しかし、内装の花粉症対策を知ることで店内の花粉の蓄積を軽減することも可能です。
今回は、飲食店での花粉対策のポイントについて解説していきます。
飲食店内でも花粉の影響が出る原因とは
飲食店などの建物の中に入ったからといって花粉から完全に避難できるわけではありません。
なぜ、建物の中でも花粉の影響が出てしまうのか解説していきます。
柔らかい素材に付着しやすい
花粉は柔らかい素材に付着しやすい性質があります。
カーペットや畳などの柔らかい床材は、ホコリや花粉などの微小な粒子をためやすく、掃除しづらいため花粉症の原因となります。
飲食店でも和モダンな店舗では畳を設置していることも多く、花粉が蓄積しやすい環境となっています。
空調設備に不備がある
エアコンなどの空調設備が老朽化や故障などにやって十分に機能していないことも考えられます。
空調設備のフィルターが詰まっていたり、空気中の花粉を取り除く効果の低い設備を使用していたりする場合、花粉症の症状を悪化させる原因となります。
開口部が多い
窓やドアなど開口部が多いと花粉が侵入しやすくなります。
特に、窓やドアの開口部が大きく、防虫網などの対策がされていない場合は、花粉が建物内に入りやすくなります。
花粉症対策のポイント
せっかくオシャレな内装デザインでも花粉の影響により落ち着いていられないという方も少なくありません。
お客様がくつろげる空間に整えることで、オシャレだけでなく居心地のよい空間も提供することができるようになります。
空気清浄機を導入する
花粉に対して最も効果のある対策は空気清浄機を導入することです。
店舗内に空気清浄機を設置することで、花粉やPM2.5などの微小な粒子を取り除くことができます。
また、ハウスダストやカビなども取り除くことができるため、店舗内の空気の質を向上させることができます。
ただし、空気清浄機は利用する部屋の広さに合った空気清浄機を選ぶ必要があるため「適用床面積」が店舗の広さに合ったものを選ぶ必要があります。
無垢材などの自然素材を活用
花粉は柔らかい素材に付着しやすいため、無垢材などの自然素材を活用しましょう。
カーペットや畳などの柔らかい素材は花粉症の原因となることがあります。
そのため、無垢材やタイルなどの硬い素材を使用することで、花粉をため込むことを防ぐことができます。
定期的に換気や掃除をする
花粉の季節は、こまめに清掃や換気をすることも重要です。
飲食店では、スタッフやお客様が店舗を頻繁に出入りするため花粉が侵入しやすいです。
換気や掃除をサボって放置してしまうと、テーブルや床・壁などに花粉がどんどん溜まってしまいます。
使い捨てのシートなどを活用し、拭き掃除を中心に行うことで花粉の蓄積を防ぐことができます。
さらに、空気清浄機や空調設備などのフィルターに花粉が付着したままというケースも多いため、頻繁にフィルターの清掃も行うことが推奨されています。
まとめ
飲食店ではお客様に快適な時間を過ごしていただくことが重要です。
しかし花粉症の症状が出やすい店内環境では苦しい時間に変わってしまいます。
花粉対策は、店舗の内装面からも対策できるため、必要な設備や環境を整えて居心地の良い空間を作りましょう。
1.【店舗デザイン】レトロ喫茶を開業!内装デザインのポイント!
2.【店舗デザイン】狭い厨房(キッチン)のコツはレイアウトと収納力!
3.【店舗デザイン】カフェの回転率を高める内装デザインとは!
4.【店舗設計】カフェの開業で内装工事費を抑える方法!
5.【店舗設計】飲食店のタッチパネルと導入における補助金の条件や金額を解説!